2級建築士試験

住宅用火災警報器

投稿日:2019年1月16日 更新日:

「住宅用火災警報器」は、火災により発生する煙又は熱を自動的に感知し、警報するものである。

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令和元年中の「住宅火災」の件数は総出火件数の3割だが、この住宅火災による死者数は、なんと総死者数の約7割を占めている

住宅火災における被害状況を分析したところ、住宅火災警報器が設置されている場合は、設置されていない場合に比べ、死者数と焼損床面積は半減、損害額は約4割減した結果となりました。(総務省消防庁HPより)

よって住宅火災により亡くなる方を減らすため、消防法が改正され、全国一律に「住宅用火災警報器」の設置が義務付けられる。

具体的には、寝室や、寝室へと繋がる階への階段への設置が義務付けられている。

また、ほとんどの住宅用火災警報器は電池式で、寿命は10年が目安とされている。

天井取り付け型

壁取り付け型

取り付けの位置が試験上は重要!

・壁取り付け :天井から15~50cmの範囲

・天井取り付け:壁・梁から60cm以上離す。エアコンなどの吹き出し口からは1.5m以上離して設置。

出題:平成21年度2級学科1、No.18







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