「ユニバーサルデザイン」とは、障害の有無や年齢、性別、人種などにかかわらず、多くの人々が利用しやすいように配慮してデザインされた製品や環境のことである。
2006年の国連総会で採択された「障害者の権利に関する条約」では、
“「ユニバーサルデザイン」とは、調整又は特別な設計を必要とすることなく、最大限可能な範囲ですべての人が使用することのできる製品、環境、計画及びサービスの設計をいう。”
と定義している(障害者の権利に関する条約第2条)。
アメリカで提唱されたが、その背景には障害者に対する差別への批判がある。そのため、当初は障害者への配慮を意味するバリアフリーに近い意味だったが、現在では「文化・言語・国籍や年齢・性別に関わらず全ての人々」が対象となっている。