2級建築士試験

セメントミルク工法

投稿日:2019年4月11日 更新日:

http://pec-okinawa.co.jp/より




セメントミルク工法

セメントミルク工法は、埋め込み杭工法の一種。

アースオーガーで掘削し、セメントと水を混ぜあわせてできるセメントミルクを注入したプレボーリング孔を形成する。またアースオーガーヘッドは、杭径+100mm程度とする。

形成後、先端閉塞型のコンクリートパイルなどを圧入する。

振動や騒音が小さく、安定した品質で施工できる。

工法

セメントミルク工法では、以下の順序で行う。

①掘削液を注入しながら掘削(孔面の崩壊を防ぐため)

支持地盤に到達したことを確認したのち、孔底に根固め液を注入する

→支持層の深さや杭の支持地盤への根入れ深さは、特記による。一般的には、支持層の掘削深さを1.5m程度とし、杭を支持層中に1.0m以上根入れする。

③杭周固定液を孔中に充填しながらアースオーガーを引き上げる

④建込み後、杭心に合わせて保持し、7日程度の養生期間を設ける。

 

アースオーガーの引抜きにおいては、アースオーガーは正回転で行う。逆回転で引き抜くと土砂の落下や建込みによる不具合、杭耐力低下がおきてしまう。

 

出題:平成21年度No.05平成23年度No.05平成25年度No.06平成28年度No.07平成30年度No.07







-2級建築士試験

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

建築基準法施行令135条の2

建築基準法施行令 第135条の2 第135条の2 建築物の敷地の地盤面が前面道路より1m以上高い場合においては、その前面道路は、敷地の地盤面と前面道路との高低差から1mを減じたものの2分の1だけ高い位 …

消防法施行令11条

消防法施行令 第11条 屋内消火栓設備に関する基準 屋内消火栓設備に関する基準 第11条 屋内消火栓設備は、次に掲げる防火対象物又はその部分に設置するものとする。 一 別表第一(一)項に掲げる防火対象 …

自家発電設備

自家発電設備 自家発電設備は、消防関係法令により設置が義務付けら れている非常用電源設備の一つ。 https://nishihatsu.co.jp/より出典 常用と非常用があり、消防法ではどちらも非常 …

床吹き出し空調方式-建築士試験用語

床吹き出し空調方式とは 床吹出し空調方式は二重床を利用して床面から調節空気を送り込む方式である。

ケーブルラックって何?建築士試験用語

ケーブルラックとは 「ケーブルラック」とは、分電盤や配電盤から出る複数本のケーブルをのせて敷設するため器具。 数本程度のケーブルであればそのケーブル自体を固定することで十分だが、多くなってくると配線や …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い