参考資料集

エンタシス-建築士試験対策

投稿日:2022年10月19日 更新日:

「エンタシス(entasis)」は、建築において円柱下部もしくは中間部から、上部にかけて徐々に細くした形状の柱のこと。エンタシスを施した柱を下から見上げると、真っ直ぐな円柱よりも安定して見える錯覚を生むため巨大建築物の柱に用いられ、現代の建築でも使用されている構法である。

古くは古代ギリシャの神殿建築で用いられており、東アジアの伝統建築でも似たようなテクニックが用いられている。中国でも北宋時代に記録が残っており、日本では飛鳥様式でみられる「胴張り」がエンタシスの系統とみられる。







-参考資料集

執筆者:

関連記事

ICU/集中治療室

  「ICU 」とは、救命できる可能性のある急性の重症患者を収容し、密度の高い集中的な医療・看護を行なうための管理方式である。  通常、緊急治療を要する期間は数日であり、長期間の利用はされない。 IC …

隙間なし天井

「隙間なし天井」とは、特定天井に関する設計ルートのうち、仕様ルートとして、周囲の壁等との間に隙間を設けない仕様であり、平成28年に追加された基準である(告示第3第3項)。 従来の基準は、地震時に天井面 …

求道学舎

求道学舎(東京都) 「求道学(學)舎;きゅうどうがくしゃ」は、大正15年に建てられたRC造3階建ての学生寮を、「コーポラティブハウス」として10戸の共同住宅にリノベーションしたものである。 建築家・武 …

ル・トルネ修道院

ル・トロネ修道院(フランス)

「ル・トロネ修道院(Abbaye du Thoronet)」は、「プロヴァンスの三姉妹」と呼ばれるプロヴァンスの3つのシトー会修道院のひとつである。 初期のシトー会修道院の特徴は、装飾がなく、つつまし …

市街化区域とは?

「市街化区域」は、すでに市街地が形成されている区域と計画的・優先的に市街化を進める区域であり、都市計画法に基づいて指定される。現在、国土の約3.8%を占めている。 「すでに市街地を形成している区域及び …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い