参考資料集

エンタシス-建築士試験対策

投稿日:2022年10月19日 更新日:

「エンタシス(entasis)」は、建築において円柱下部もしくは中間部から、上部にかけて徐々に細くした形状の柱のこと。エンタシスを施した柱を下から見上げると、真っ直ぐな円柱よりも安定して見える錯覚を生むため巨大建築物の柱に用いられ、現代の建築でも使用されている構法である。

古くは古代ギリシャの神殿建築で用いられており、東アジアの伝統建築でも似たようなテクニックが用いられている。中国でも北宋時代に記録が残っており、日本では飛鳥様式でみられる「胴張り」がエンタシスの系統とみられる。







-参考資料集

執筆者:

関連記事

レム・コールハース

レム・コールハース

レム・コールハース(Rem Koolhaas,1944年-)は、オランダのロッテルダム生まれの建築家・都市計画家。 彼の代表著作である『錯乱のニューヨーク(Delirious New York)』にお …

スケルトン・インフィル方式

「二段階供給(スケルトン・インフィル)方式」とは、耐久性を考慮する部分(構造躯体部分)と共用部分を一段階(スケルトン)とし、各室の内装や設備を第二段階(インフィル)に分ける方式である。 この方式では、 …

ヴォルムス大聖堂ードイツ・ロマネスク期

<ヴォルムス大聖堂> ヴォルムス大聖堂は、ドイツのラインラント=プファルツ州にある都市ヴォルムス(Worms)にある大聖堂である。 4つの円柱塔と2つの大きなドーム部分があり、その端に聖歌 …

基幹災害拠点病院とは

「災害拠点病院」とは、各都道府県に災害時における医療救護活動の拠点となる病院を設置し、被災現場において応急救護を行う救護所や救急病院、救急診療所等との円滑な連携のもとに、災害時における重症患者の適切な …

犬島精錬所美術館

犬島精錬所美術館

「犬島精錬所美術館」は、岡山県犬島に残る銅製錬所の遺構を保存・再生した美術館である。 精錬所は20世紀初頭に閉鎖されるが、解体せず、既存の煙突やカラミ煉瓦を利用し、精錬所時代を肌で感じることができる。 …

このサイトは寄付及び広告益の運営で、無料で閲覧・活用していただけます。より良いサイト構築のためにアドバイスをお願いいたします。

また、運営継続のための寄付をお願いいたします。
ご寄付のお願い