二酸化炭素
二酸化炭素( CO2 )は、無色・無味無臭で、空気より重い。温室効果ガスの中で最も割合が高く、人間の呼吸の中にもわずかながら含まれる。(出題:平成28年度No.3)
一酸化炭素よりは毒性は少ないが、人間活動において大量のCO2 の大量排出がすすみ、地球温暖化や空気汚染による人体への害も与える。
室内空気汚染・換気計画における指標
・二酸化炭素・・・0.10%( 1,000 ppm )
・一酸化炭素・・・0.001%( 10 ppm )
出題:平成20年度No.4、平成24年度No.4、平成26年度No.4、平成28年度No.3、平成30年度No.4
必要換気量の算出
室内の汚染空気の増加は、一般的に二酸化炭素濃度の増加と比例することが多い。そのため、室内の換気量を考える時は二酸化炭素量を基準として算出する。
成人1人につき 30 ( m3 / 時 ) 程度を排出する
必要換気量( m3 / 時 ) = 30 ( m3 / 時 ) × 在室者数( 人 )
なので、上記で算出した必要換気量は、成人4人の場合、120 ( m3 / 時 )となる。
出題:平成27年度No.4令和元年度No.04
また、一人当たりのCO2の排出量で計算する方法は、以下の計算式を用いる。
必要換気量Q = (一人当たりの二酸化炭素発生量 × 在室者数 ) / (室内の汚染質の許容濃度 – 外気中の汚染室濃度)
もちろん、喫煙者がいると成人一人当たりの基準値は大きくなる。
出題:平成21年度No.4、平成23年度No.3、平成24年度No.4、平成26年度No.4、平成28年度No.6、平成30年度No.4
必要換気回数
換気回数は、一時間に空気が入れ替わった回数をいう。
換気回数 = 換気量 / 室の容積
居室であれば、上記の 30 ( m3 / 時 ) × 人数 で基本算出は出来るが、厨房や病院の手術室などは換気量が大きくなる。また居室の換気回数は最低でも0.5 ( 回 / 時 )を確保する必要がある。
出題:平成20年度No.3、平成21年度No.4、平成23年度No.3、平成24年度No.4、平成25年度No.4、平成26年度No.4、平成30年度No.4
ポイント:
・成人一人あたりの必要換気量は、一時間で30m3。
・必要換気量の式は絶対暗記!一度は紙に書いて!
・必要換気量の計算に、「部屋の大きさ (室の容積)」は関係ない!
・換気量を「室の容積」で割ると、換気回数になる。
・居室は2時間に1回空気が入れ替わるように換気計画する。