明治以前の日本における建築物の全体的な流れをまとめる。時代の流れを参考程度に紹介する。
0.原始時代(簡易な掘立て柱の形式が主)
①竪穴式住居(縄文時代)- 狩猟生活
②高倉式住居(弥生時代)- 稲作時代
1.古代の住居(日本式の神社が発達)
①大社造り(出雲大社本殿)
②神明造り(伊勢神宮内宮正殿)
③住吉造り(住吉大社)
2.飛鳥時代 – 仏教伝来により仏教建築が発展
①飛鳥寺形式(飛鳥寺)
②四天王寺形式(四天王寺)
③法隆寺形式(法隆寺金堂)
3.奈良時代 – 神社建築と日本式の寺建築の両方が発達
①神社建築(春日大社、加茂御祖神社、宇佐神社)
②仏寺建築(薬師寺東塔)
4.平安時代 – 貴族の住宅建築が発達していく。庶民の住居は相変わらず掘立て式。
②神社建築(厳島神社社殿)
5.鎌倉時代 – 中国の仏教に回帰する動きや、日本古来の建築と融合する動きが見られる。
①禅宗様・唐様(円覚寺舎利殿)
②大仏様・天竺様(東大寺南大門)
③仏寺建築(鹿苑寺金閣)
6.江戸時代
②住宅建築(桂離宮)
●近代以前の日本建築史キーワード
法隆寺金堂、平等院鳳凰堂、中尊寺金色堂、東大寺南大門、日光東照宮、円覚寺舎利殿、伊勢神宮内宮正殿、春日大社本殿、鹿苑寺金閣、薬師寺東塔、厳島神社社殿、清水寺、桂離宮、出雲大社本殿、住吉大社