「タッセル邸」は19世紀にヨーロッパ全土に広がった装飾美術「アール・ヌーボー」の初期の代表例として有名。
アール・ヌーヴォーは、19世紀末にヨーロッパで流行した新しい装飾美術の様式であり、有機的な自由曲線の組合せを鉄やガラス等を用いて作り出している。
設計者はヴィクトル・オルタ(Victor Horta)で、彼の設計した建築物は「建築家ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群」として世界遺産登録されている。
「タッセル邸(1893年)」は当時の新しい素材である鉄やガラスなどを用い、曲線的で、花や植物などの有機物をモチーフにしている。