ドリフトピン結合は、木材同士、もしくは木材と鋼材の結合に用いる。
この工法は現場で組み立てるのみで、また締め付け作業ではなくピンを打ち込むだけの簡易な工法である。
しかしドリフトピンと先孔に隙間があると、構造部に支障をきたす変形を生じる恐れがあるため、ドリフトピンの径と先孔を同径とする。(出題(構造):平成28年度No.12)
またドリフトピン接合で用いる木材は原則、乾燥した木材を使用するが、やむを得ず含水率20%以上の木材を用いる場合、接合部の許容せん断耐力は、乾燥状態の許容耐力に0.7倍を乗じた値に低減して設計する必要がある。(出題(構造):平成24年度No.12、平成25年度No.11、平成29年度No.12)