「黒壁スクエア」は、長浜市旧市街にある、伝統的建造物群を生かした観光スポットである。
旧市街地の中心に「黒壁銀行」の愛称で親しまれてきた旧第百三十銀行の取り壊しの危機に際し、旧市街の古建築の保存と再生のための博物館都市構想を掲げた第三セクターである「黒壁」が1988年に設立された。
「黒壁銀行」の建物は黒壁一號館「黒壁ガラス館」として再生し、さらに同建築の周囲の古建築を、美術館、ガラスショップ、工房、ギャラリー、カフェ、レストランなどへと再生し、計30の古建築の再生が行われた。
400年の伝統に支えられた寂れた商店街と古い住宅街が、今や湖北最大の観光スポットへと変貌を遂げ、町おこしの成功例として日本各地から視察が絶えない。