「ムードンの工業化住宅(Maisons industrialisées à Meudon)」は、 1950年から1952年にかけてフランスの都市ムードンのはずれの起伏のある変則地形の敷地に建設された、14棟のプレファブ住宅である。
第二次世界大戦後の緊急課題である住宅再供給の課題に必要に応えるものとして計画された。
組積造基壇部によって傾斜面を修正し、木材とアルミニウム等の金属のパネルで規格化された住宅部品を組み立てる。これにより大量生産が可能で、大規模な住宅供給が実現できると期待される。
フランスの建築家でもありデザイナーのジャン・プルーヴェが計画を提唱・主導した。